静岡経済研究所トップ
  
理事長
一杉 逸朗  (ひとすぎ いつろう)
■ご挨拶

 平素は、静岡経済研究所の活動にご理解、ご協力をたまわり誠にありがとうございます。
 静岡県経済を概観しますと、リーマン・ショックから10年の歳月が経過する中で、多くの県内企業が、従来の延長線上にはない方法で活路を見出すべく努力を重ねてきました。それまで海外進出は選択肢になかった中小企業も生き残りをかけて海を渡り、グローバルな市場を舞台に大きく成長しました。国内に残った内需型産業もコスト削減、生産性向上に向けた創意と工夫によって足もとを固めています。こうした多くの企業の新たな可能性への挑戦こそが、この10年におよぶ景気回復を牽引してきたと言えるのではないでしょうか。
 いま、AIやIoTなどに象徴される第4次産業革命がもたらす技術革新が、私たちの生活はもちろん、経済や社会の在り方を大きく変えようとしています。この流れは、働き方改革や労働力対策などの社会的な要請と歩調を合わせ、大きく加速していくことは確実です。時代の転換期にあっては、過去の価値はしだいに輝きを失い、未来へと生きる私たちには、それぞれのビジネスシーンにおいて時代が求める新しい価値を創造していく努力が求められています。そのためには、リスクを恐れずに「変化に挑戦する強い意志」、過去の経験則や成功体験に依拠しない「非連続の発想と行動」こそが重要です。その意味で、静岡県の企業には、リーマン・ショックのもたらした危機を果敢な挑戦によって生き抜いた歴史があり、未来を切り拓く活力は充分に備えていると、私は確信しています。
 当所では、地域経済界をつなぐシンクタンクとして、皆さまとの対話を重視し、地域経済の未来を見据えた実証的な調査・研究により、地域企業の新しい挑戦を応援してまいります。



静岡経済研究所トップ