第62回 静岡県版 景気ウォッチャー調査(2019年4月)
第62回 静岡県版 景気ウォッチャー調査(2019年4月)
大型連休の反動への懸念から 先行き見通しは悪化
静岡経済研究所(理事長 一杉逸朗)では、4月からゴールデンウイークをはさんで実施
した「景気ウォッチャー調査」の結果をとりまとめましたので、ご案内します。
〇県内景気の「現状判断指数(方向性)」は48.0と、前回1月調査(43.5)から+4.5ポイン
ト上昇したが、景気の”横ばい”を示す指数「50」を4期連続で下回った。
〇大型連休でサービス関連は盛り上がりをみせたが、天候不順等を背景に小売・飲食関連が
伸び悩んだ。
〇2-3カ月先の景況感を示す「先行き判断指数(方向性)」は45.8と、前回調査(50.7)
から△4.9ポイント低下し、3期ぶりに「50」を下回った。
〇家計消費関連では、消費増税前の駆け込み需要への期待がある一方で、大型連休の反動を
懸念する声も多く、悪化判断となった。
〇事業所向けビジネス関連も、好転要因が乏しく悪化判断が続いた。雇用関連
も米中貿易摩擦や消費増税の動向など内外情勢の不透明感から求人を控える動きがみら
れ、引き続き悪化判断となった。
2019年5月記者発表資料「景気ウォッチャー調査(2019年4月)」.pdf