-ラグビーワールドカップ2019- 静岡県内の経済波及効果は120億
「ラグビーワールドカップ(RWC)2019」日本大会まであと約1年に迫った。RWCは、ファンの規模から夏季オリンピックやサッカーFIFAワールドカップに次ぐ世界的なスポーツイベントとも評される。1987年の第1回(ニュージーランド・オーストラリア共催)以来4年ごとに開催されており、日本代表チームは過去8大会すべてに出場。いずれも予選プールで敗退しているものの、前回大会(2015年イングランド大会)では、強豪の南アフリカを撃破し、日本中が熱狂に沸いた。
日本大会は、2019年9月20日-11月2日まで、国内12会場で20チーム(国・地域)が参加、計48試合が行われる。静岡会場(小笠山総合運動公園エコパスタジアム)では、「日本vsアイルランド」(9/28)や「南アフリカvsイタリア」(10/4)、「スコットランドvsロシア」(10/9)、「オーストラリアvsジョージア」(10/11)の計4試合が開催される予定となっている。また、静岡市と浜松市ではファンゾーンが設置され、日本戦や準決勝、決勝戦などを含む10日間(19試合)のパブリックビューイングの放映、ステージイベントや飲食ブースの出展が計画されている。さらに、浜松市、静岡市、掛川市・磐田市、御前崎市の5市4地域は8チームの公認キャンプ地に選定され、それぞれ1週間程度の滞在が見込まれるなど、地域活性化の起爆剤として期待感が高まっている。
そこで、本稿執筆時点で判明している情報や過去に県内で開催されたイ等のベントデータをもとに、経済波及効果を試算してみた。
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