2019年9月「静岡県内中堅・中小企業設備投資計画」調査
投資見込額は増加するも、投資マインドはマイナスに
– 先行き不透明感から、3期ぶりの慎重姿勢 –
■静岡県内の中堅・中小企業(358社)の2019年度設備投資見込額は、前年度実績比+24.7%となった。
一部企業における新工場や新店舗、物流倉庫の建設といった大型投資計画を背景に、製造業が前年度比+25.9%、非製造業が同+23.4%の増加となった。
■企業の設備投資マインドを示す設備投資S.I.は、全産業で△9.7と、前年度調査の+4.6から△14.3ポイント低下し、3期ぶりにマイナスとなった。
製造業が△15.9(前年度+5.7)、非製造業が△4.5(同+3.4)となり、米中貿易摩擦をはじめとする海外情勢の先行き不透明感などから、売上・受注の悪化等を見込み、製造業を中心とする多くの企業で設備投資への慎重な姿勢が強まっている。
2019年9月記者発表資料「設備投資計画調査(2019年9月)」.pdf