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NEWS RELEASEニュースリリース

2019.03.01

「家計調査」分析に見る静岡市、浜松市の消費特性

◆静岡市は和食、浜松市は地場産業関連品目の支出に特徴
・都市別消費支出日本一の品目として、静岡市は、まぐろ、しらす干し、緑茶など和食関連の品目が多く、浜松市は、うなぎのかば焼き、男子用和服、自動車購入など、地場産業関連の品目が目立つ。

【食に関する嗜好の比較】
・静岡市、浜松市とも米の支出が多く、飲酒や外食は少ないなど堅実な食生活がうかがわれる。食関連は東西で嗜好の分かれる品目が多い中で、静岡市は東日本、浜松市は東海や西日本に近い嗜好を示す品目が多数あり、静岡県は、東西食文化の転換点、融合点となっているケースが目立つ。

【生活財、文化に関する支出の比較】
・静岡市、浜松市とも恵まれた気象条件により、冷暖房、光熱関連のコスト負担が少ない一方、屋外型のアクティブな消費行動に適している。被服や教養娯楽関連費目は、商品、サービス、情報の最大の供給源である首都圏で消費水準が高く、県内2市は控えめである。

◆静岡県の消費特性
・静岡県は、被服や教養娯楽に関しては、最大市場である首都圏の影響下になく、恵まれた気象条件もあり、活動的で実利的な消費を好む傾向がある。また、東西文化の中間に位置する本県は、豊富な食材の生産地であることを活かし、東西双方向に向けた「食文化」の情報発信が可能な立地条件であるといえる。
news_20190227_1.pdf