新推計でみる「日本と静岡県の将来人口」
-5年前の推計と比べ、高齢化率(2040年)は全国で下降も静岡県は上昇-
■5年ごとの国勢調査を受けた「日本の地域別将来推計人口(2018年推計)」が今年公表された。合計特殊出生率が上昇、平均寿命が伸長したことから、わが国の2065年の総人口は5年前の推計と比べ+672万人の8,808万人、1億人を下回る時期は2048年から53年へと後ろ倒しになり、人口減少の進展度合いはやや緩和する見通しとなった。
■一方、2040年の高齢化率(65歳以上の比率)は、全国が旧推計の36.1%から新推計では35.3%と▲0.8ポイント下降したのに対し、静岡県は37.0%から37.5%に+0.5ポイント上昇した。2045年には、県内35市町のうち10市町で高齢化率が50%を上回ると推計される。現役世代の社会保障費負担が重くなる中、社会インフラや行政サービスの水準維持に向けて、大きな困難が待ち構えており、地域社会においては、広域連携等の施策や多様な労働力確保が重要な課題となっている。
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