静岡県内主要産業の四半期見通し(平成26年10-12月期)
―『やや上昇』が2業種、『横ばい』が18業種―
●現在(平成26年7―9月期)の業況
県内産業(主要20業種)の現在(平成26年7―9月期)の業況は、『順調』が「工作機械」1業種、『普通』が「食品・飲料」など5業種、『低調』が「製茶」など13業種、『不調』が「二輪車部品」1業種となった。
●平成26年10―12月期の見通し
平成26年10―12月期の景気見通しは、総じて横ばい状態が続くとみられる。消費税引上げによる店頭価格の上昇と円安による製品・原材料価格の上昇が、消費者・ユーザーの消費抑制姿勢を招いており、持ち直しのテンポは鈍い状況にある。労働需給が引き締まり、一部では人手不足となっているものの、勤労者所得の増加につながっておらず、このまま個人消費の落ち込みが長引くと、景気の先行きに影を落とすことになる。