平成 23 年9月「静岡県内中堅・中小企業設備投資計画」調査結果
ー投資額は足元で増加に転じるも、先行きは不透明ー
□ 静岡県内の中堅・中小企業(350 社)の平成23 年度設備投資実績見込額は、前年度実績比+28.4%の増加となった。業種別では、製造業は全体的に国内の投資を抑制する傾向にある一方、非製造業は再開発事業に伴う大型投資等が見込まれる運輸・倉庫業や、百貨店の新館オープンに伴う大型案件が含まれる小売業など、6業種中4業種で2ケタ増となった。
□ 一方、企業の設備投資マインドを示す設備投資S.I.は、全産業で△20.9 と、昨年9月調査の△6.5 から大幅に悪化(△14.4 ポイント低下)した。円高の進行や海外経済の減速などから先行き不透明感が強まっており、投資マインドが回復には、しばらく時間がかかるとみられる。
news_2011.09.21.pdf